徳和川(とくわがわ) ~笛吹川の支流、遡行しやすい山岳渓流 アマゴ,イワナが釣れる渓~

徳和川(徳和川)の紹介

徳和川(とくわがわ)は山梨市にある乾徳山の南麓を流れる笛吹川の支流です。

川の規模は大きくなく1日で遡行できるくらいです。川のすぐ横を徳和渓谷遊歩道が通っているので入退渓しやすい割に、ちょっとした山岳渓流のおもむきがある渓です。
危険なポイントもほとんど無いので、初心者の方にもおすすめできる川です。

上流域は林道から離れているために放流がされていないようで、天然アマゴやイワナがロッドを曲げて楽しませてくれます。アベレージサイズは25cmくらいですが、時には尺近いサイズが出ることもあります。


ここで紹介するのは乾徳山登山口駐車場から、乾徳山登山口の上流(上流部にある2つめのスリット堰堤の少し上流)までの区間です。大きな岩が点在していて、落ち込みと瀬が連続した多くのポイントがあります。

一部にバックキャストしにくいポイントもあるので、ロッドは6.5~7.5フィートくらいのライトタックルがあれば十分だと思います。


○笛吹川の本流・支流は峡東漁協の管轄となります
 遊漁券 :日釣り 800円(現場売り1200円)
      年券  4000円


国道140号線から県道209号線に入り、徳和の集落を抜けた突き当りにある乾徳山登山口の砂利の駐車場です。この少し下流側に舗装された駐車場がありますが、休日は登山客で満車になることがあるので、こちらの駐車場がおすすめです。

駐車場のすぐ脇から入渓する事ができます。
なお、笛吹川との合流点から乾徳山登山口駐車場付近までは2面護岸で釣りにはならないようです。

駐車場脇から入渓してすぐのポイントです。このあたりは段差のない穏やかな流れです。

入渓点がら200mほど上流の流れです。この付近から大きめの岩が点在していて、落ち込みが出てきます。落ち込みや流れの肩を丁寧に探ると良いようです。

上流に遡行していくと最初に現れる堰堤です。この堰堤は左岸(下流に向かって左手側)の斜面を直登して高巻きすることができます。比較的、登りやすい斜面ですが十分に注意してください。


先ほどの高巻きした堰堤のすぐ上流にあるスリット堰堤です。この堰堤は高巻きせず、スリット部分を通り抜けます。

このスリット堰堤上流から少しづつ、山岳渓流っぽい渓相になってきます。落ち込みや流れの肩を丁寧に探ると良いようです。


さらに300mほど遡行するともう少し大きなスリット堰堤が現れます。このスリット堰堤もスリット部分から通り抜けます。

どちらのスリット堰堤も上流に向かって左側から右側に流れ込んでいますので、スリットに入ったら左側の壁を伝って遡行します(左手側のほうが、流れがやや緩いので遡行しやすい)。
最後、スリットを抜ける時に、右手の壁側に移動します。強い流れを横切るので、片方の手を空けて3点確保して、
すり足で通過すると安全かと思います。

ところどころに、大岩が流れをせき止めた水深のあるプールがあります。ドライフライでは厳しいですが、ニンフやルアーだと良い結果が得られるかもしれません。

ここから上流は落ち込みが連続する区間になります。流れの肩や落ち込み、巻き返しなどを探ると良いと思います。


この遡行区間の最後には大きめの堰堤が現れます。この堰堤の下流部は流れが強いので、緩流帯や巻き返しなどがポイントに
なりそうです。

上の写真の堰堤は一度下流側に下ってから、左岸側から林道(遊歩道)に高巻きします。駐車場から林道を歩いてこの堰堤の上流にアクセスする場合は、乾徳山登山口の看板を目印にすると分かりやすいと思います。

このスリット堰堤の上流域は徳和渓谷となり、川沿いには遊歩道が整備されています。いくつもの滝が現れる渓相でので、高巻きしながらの遡行となります(高巻きそのものは楽です)。
徳和渓谷遊歩道という案内板がありますので、道に迷うこともないと思います。

この上流域も落ち込みと瀬が連続する区間になります。流れの肩やぶっつけ、巻き返しなどを探ると良いと思います。

ここでは、乾徳山登山口駐車場から乾徳山登山口の上流側を紹介しました。

冒頭に書いたように、川に沿って徳和渓谷遊歩道が通っていますので、遊歩道を使ってのアクセスも可能です。遊歩道で一気に2つめのスリット堰堤の上流側に出て、そこから更に上流域に遡行するということもできると思います。

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