尾白川(おじらがわ)の紹介
釜無川の支流で「おじらがわ」と読みます。
「尾白川渓谷」、「尾白の森 名水公園べるが」や「サントリー白州工場」、「台ケ原宿」という観光地も近くにありますので、観光を兼ねての釣行も可能です。
○尾白川の管轄は峡北漁協(0551-27-2580)となります
遊漁期間:3月1日~9月30日
遊漁券 :1日券 1000円(現場売り 2000円) 年券 5000円
下流域(釜無川合流点~尾白の森キャンプ場周辺)
尾白の森キャンプ場の入口にかかる橋から上流側の写真です。
この川にも多くの堰堤があります。堰堤と堰堤の間で区切って入渓することになります。このあたりまでは里川という雰囲気で傾斜も緩く、遡行しやすい渓です。
上の写真で遠方に小さく見えているのがキャンプ場の中ほどにある大堰堤です。これより上流では傾斜がきつめなので、それ相応の覚悟(笑)をもって入渓しなくてはなりません。が、歩いた距離に比例して釣果も上がる川です。
ルアーマンの知人は大堰堤より上流域に絞って釣行していて、尺イワナを数多く釣っているようです。
逆に、釜無川の本流側に下った台ケ原宿の近くもおすすめです。皆さん上流を目指すのと、国道20号線のすぐ脇ということでスルーされるらしく、意外な穴場でもあります。下の写真は、台ケ原宿近くの川平橋(かわだいらはし)から上流側です。護岸は多めですが、水もきれいで楽しめます。
下の写真は下流側です。この橋を境にして、開けた渓相になります。が、夏休みになると子供たちの絶好の水遊びスポットになるので、釣りができるのは朝マズメだけになります。
上流域(尾白川林道終点より上流)
尾白川の上流域は車止めからの距離があることと、林道から川までのアクセスが厳しいこと、大岩や高巻きも多くあって遡行に危険が付きまとうため、必ず複数人での釣行をお勧めします。
尾白川の上流域に入渓するには、矢立石登山口駐車場に車を停めて尾白川林道を1時間30分ほど歩く必要があります。
林道の終点です(ここまでひたすらダラダラとした登りです)。
ここから川まで一気に斜面を降りることになります。途中、ロープが張られていますが、かなりの急斜面ですので十分に注意する必要があります。
上流部はイワナの渓で、滝と落差のある落ち込みが連続する渓相です。
巻き返しやぶっつけ、岩の際にイワナが定位しているようで、大場所よりも小さなポイントに丁寧にフライを落としていくのがいいようです。
サイズは24cmクラス(8寸)がメインですが、滝の落ち込みでは尺イワナの実績もあります。
上流域は渓相も険しく危険が伴いますので、十分に注意したうえで釣りを楽しんでください