日川(ひかわ) ~入渓しやすくアクセスの良い、魚影の濃いアマゴとイワナの渓~

日川(ひかわ)の紹介

山梨県の東部にある、笛吹川の支流です。中央道の勝沼ICから30分ほどでアクセスでき、川の横を道路が通っているので入渓しやすい渓です。
流れの高低差が少なく魚影も濃いので、初心者の方も楽しめます。明るく開けた場所が多くあるので、フライフィッシング向きです。

4月くらいからはドライフライへの反応も良くなります。川の規模も大きくはないので、ロッドは7~8ft.の#2~#3で十分です。

ただ、アクセスが良い分、週末ともなると激戦区になりますので、平日が狙い目かもしれません。


○日川の管轄は峡東漁協(0553-22-1023)となります
 遊漁期間:3月1日~9月30日
 遊漁券 :日釣800円(現場売り1200円) 年券4000円



◆下流域(奥日川渓谷バス停~嵯峨塩第3堰堤)
2019年の台風による土砂流入の復旧工事も終了したようで、釣りが可能(というか、釣れそうな渓相に)になっています。
奥日川渓谷バス停の少し下流側の入渓ポイントがあります。

フライフィッシング向きの開けた渓相です。

奥日川渓谷バス停~嵯峨塩第3堰堤までの区間は大きめの岩からの落ち込みと瀬が交互に出てくる渓相ですので、釣り上がりのブラインドフィッシングが楽しめそうです。

下の写真は「嵯峨塩橋」の上流側です。瀬が連続する区間で、高低差も少なく釣り上がりも楽に行えます。流れの肩や巻き込みなどを丹念に探ると良いようです。

ここから川通しで遡行できるのは嵯峨塩第3堰堤までとなります。この堰堤下は多少浅めですが良いポイントです。


◆上流域(嵯峨塩第3堰堤~ペンションすずらん~日川ダム)
嵯峨塩第3堰堤から上流は、峡北漁協のキャッチ&リリース推奨区間です。この区間では、成魚放流を行っていません。人工産卵床を設置して魚が自然産卵できる環境を整備して、魚を育成する取り組みが行われています。

ですので、釣り人の皆さんもその趣旨を理解していただいてキャッチ&リリースを行っていただき、釣り場と魚を保護していただければと思います。

多くの魚が自然産卵していることと、キャッチ&リリースの効果で、魚影が濃く楽しめる区間となっています。

入渓点はキャッチ&リリース区間の看板(下の写真)を目印にすると良いでしょう。

小さな落ち込みと緩やかな流れが交互にあって、フライフィッシング向きの釣りやすい渓です。大きな岩も少なく、川通しで日川ダムの下まで遡行できます。初心者の方にもぴったりだと思います。


流れの肩や落ち込み、流れが岩にぶつかるポイントにフライを流すと良いでしょう。流心に近いポイントではアマゴ、やや緩やかな脇の流れではイワナが反応してくれます。


アベレージサイズとしては20cm~24cmくらいですが、天然魚ですので元気で引きが強く、楽しませてくれます。

日川ダムの少し下流にペンションすずらんがあります。ここで、入漁券の購入と食事ができます。春の山菜シーズンには、山菜の天ぷら定食やタラの芽のおにぎりなどの山菜料理をいただくことができます。

ペンションすずらんから日川ダムまでの区間は小さな落ち込みが連続する流れで、釣りやすいポイントが続きます。

アクセスが容易で入渓しやすく、天然魚を釣ることが出来る希少な川です。キャッチ&リリースを行っていただき、末永く魚と遊ぶことができるようにしたいものです。

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