フライラインをリールに巻くとき、バッキングラインを接続して巻きますよね(リールのキャパによってはバッキングなしという場合もありますが)
ですが、バッキングラインの長さをどのくらいにすればリールにピッタリになるかって、悩みますよね。
で、巻くべきバッキングラインの長さはリールの取説やホームページに書かれていますが、同じ番手のフライラインでも、メーカーによって太さやテーパー、長さが違っていたりするので、巻いてみたら『バッキングが足りない』とか『長すぎてリールに収まりきらない』っていう事態にもなります。
そういう自分も、リールに収まりきらなくて、一度、ラインを全部出して巻き直しっていうことが何度かありました。
バッキングが足りないのは使えなくもないですが、多すぎるとどうしようもありません。巻き直すためにリールからラインを出したときに、もつれてグチャグチャということもありました。
こうした失敗を経て、『リールにフライラインをピッタリと巻く方法』を紹介しようと思います。
なーんだ、っていう方法ですが、失敗なくリールにピッタリと巻けるのでおすすめです。
Contents
準備するもの
まずは、フライラインとバッキングライン、フライラインを巻くリール。
今回は自分で接続した『シューティングスぺイラインS フローティング #2』と『EX LINE フローティング』にバッキングラインを繋ぎ、リールに巻き取ります。
リールは、杉坂研治さんのブランドK-Bulletの『TLX #2/4』です。
ラインワインダーともう一台のリールを用意します。もう一台のリールはフライラインを巻くリールよりもラインキャパの大きいほうが作業性が上がります。
ラインワインダーや別リールが無い場合は、フライラインの空スプールでもOKです。
(空スプールにラインを手で巻き取るときに捻れるので、注意が必要です)
フライラインをピッタリと巻く手順
まず、フライラインの先端側(リーダー接続側)をラインを巻くリールにセットして
どんどんと巻き取っていきます。シューティングスぺイラインを全部巻き取ったらこんな感じ
続いて、EX LINEまで巻き取ったらこんな感じになります。
リールのラインキャパに対して少し余裕があるので、バッキングラインを接続する必要がありそうですね。
バッキングラインをフライラインに接続して、必要な量を巻き取っていきます。今回はこのくらいまで巻きました。
次に、巻き取ったバッキングラインの先端をラインワインダーにセットして
ワインダーに巻き取ります。この巻き取り終わりの時点では、フライライン先端(リーダー接続側)が見えています。
次に、フライライン先端をもう一台のリールにセットします。
今度は、リールでラインワインダーのラインを巻き取ります。こうして巻き終わった状態では、リールのスプールにはバッキングラインの先端が見えています。
いよいよ最終工程です。
バッキングラインをフライラインを巻くリールにセットして、もう一台のリールのラインを巻き取ります。
これで、ラインの収納完了です。リールのスプールに対してピッタリとフライラインを巻くことが出来ました。
今回は、Kencubeのシューティングスぺイラインとシューティングライン、バッキングラインという組み合わせでしたが、通常のフライライン+バッキングラインでも同じやり方でピッタリと巻けると思います。
バッキングラインの接続で悩んでいる方の参考になれば幸いです。