レアマテリアル? カイウサギ(家ウサギ)のヘアとヒツジの毛でタイイングしてみた

レアマテリアル?を入手

会社で私と釣り友の後輩とでフライタイイングの話しをしていたのを聞いていた同僚が、家でペットとして飼っているウサギの毛があるということで、ありがたく頂くことにしました。換毛期(冬毛から夏毛に生え代わる時期)で、大量にあるらしい。

もらったウサギの毛はこんな感じ。
薄めのグレーがロップイヤーラビットという種類で、タンのようなカラーの毛はレッキスというウサギ。ロップイヤーラビットは主にペットとして、レッキスはファーを取る(毛皮にする)種類とのこと。


ロップイヤーラビットはアンダーファーが少なくてガードヘアーが多め、レッキスは柔らかな質感のアンダーファーがほとんどを占めています。

もう一つ手に入ったのがヒツジの毛
要するに羊毛(ウール)ですが、この羊毛は自宅でヒツジを飼育して毛を刈り、その毛を紡いだ毛糸を使ってセーターやマフラーなどの手芸品を作っている作家の方から、サンプルとしていただいたもの。

ヒツジはロムニースコットランドという種類だそうで、クリームからライトブラウンのような色合いまでの4色。羊毛の保温性を損なわないために脱脂をそんなにしていないのと、染色もしていないとのこと。ナチュラルな質感と色合いが何とも言えません。

ラビットファーでアグリーニンフをタイイング

早速、このラビットファーを使ってタイイングしてみました。

ラビットファー=ニンフという安直な発想と、昨年の冬季ニジマス釣り場で出番の多かったアグリーニンフを巻きました。

ボディはタンカラーのレッキスのファーをダビングしてからコパーワイヤーでリビング、スラックス部分はロップイヤーラビットを多めにダビングした後でピックアップしました。ロップイヤーラビットはガードヘアーの毛足が長いので、長めのソラックスファーが私好みです。

ウール(ヒツジの毛)でソラックスダンをタイイング

続いては、ウール(ヒツジの毛)をウィングにしたソラックスダンをタイイング。

カーブフックに巻いたダンパターンです。通常だとCDCをウィングにするのですが、フォロータント処理が面倒なのと耐久性もイマイチなので、脱脂していないウールの浮力に期待しての採用です。

ボディはドライフライ用ダビング材でソラックスはコックネックハックルといういつものレシピですが、ウィングがウールになっています。洗面器の水に浮かべてみたところ、浮力の持続性がCDCと比べると段違いでした。

どちらのフライも釣れそうな気がしてきました。

さあ解禁!! 今年はこれらのレアマテリアルを使ったフライで、たくさんのさかなに巡り会いたいと思います。

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